せどり業の青色申告(12) – CSVによる一括処理

CSV入力のメリット

やよいの青色申告では、CSVによる入力ができます。
但し、2014年度のオンライン版にはこの機能はありませんでした。
この機能を利用することで、大きなメリットがあります。

  • 記帳にかかる時間を大幅に短縮できます。
    1件1件記帳する必要がなく、Amazonのトランザクションの単位で、トランザクションデータを元に記帳ができます。
  • 記帳漏れや二重記帳などのミスを大幅に削減できます。
    Amazonのトランザクションデータ等を元に、コンピュータ上で処理を行うため、タイプミスなどの人為的な間違いが防げます。
  • 記帳の間違いの訂正が楽にできます。
    例えば、1000件記帳していたが、年度末になって、記帳が間違っていたことに気付いたような場合、1件1件の修正をするのは大変な手間です。
    費目が間違っていたようなミスで、同じ間違いをしていたような場合、一回の操作で一括して修正することも可能です。

CSV入力の方法

それでは、具体的にCSV入力はどう行うのでしょうか。
ここでは、Amazonのトランザクションデータを元に記帳する例を示します。

やよいの青色申告では、CSV入力を行うためには、Import形式が定められています。
その形式は、こちらに説明されています。
これに従った形式のデータをExcelで作成します。

Amazonで商品が売れた場合に、売掛金として仕訳する場合のImportデータの例を示します。
(拡大するには画像をクリックして下さい。)
Importファイル例

ここでは、商品の先頭の3つを示していますが、商品の数だけ行が並びます。
即ち、1行が1仕訳です。

1行は25個の項目からなりますが、同じ種類の仕訳をするのであれば、商品ごとに異なるのは、日付、価格、摘要のみです。
更に、このデータは、Amazonのトランザクションデータを元に生成できます。
但し、Excelに関して、ある程度の知識は必要ですが。

このデータの作り方ですが、
まずは、Amazonからトランザクションデータをダウンロードします。
このデータは、1つの商品に対して、4~6行程度のデータからなりますが、はっきりいって見づらいです。
また、このままでは後の処理が難しいため、一次処理をします。

Excelのソート機能やマクロ機能などを使って、1商品1行の形式のExcelファイルを作成します。
(2014年度に使った作業データが見つからないので、概念的なデータですが)

  日付 SKU 商品名 売上価格 手数料 

売れた商品の数だけ、行が並びます。

このような形式のデータができたら、それを元に前述のImportデータを作ります。
黄色い部分のデータは、一次データを参照して持ってくれば良いので簡単にできます。
例えば、日付の欄は、一次処理ファイルの日付欄を参照することで、自動的に設定されます。

   D1 : =’一次処理ファイル.xls’A1

とすれば良いです。
D2以降は、D1をcopyすれば自動的にそれぞれの日付が入ります。
価格や摘要などについても同じです。

Importデータができたら、このImportデータをやよいの青色申告にImportするだけです。

処理の単位としては、Amazonのトランザクションデータごとにすれば良いと思います。
記帳は毎日するというのが原則のようですが、間違いの可能性が高い人手による記帳よりも、間違いや漏れの少ない記帳の方が合理的だと思うのですが。

詳しい方法については、時間ができた時に別項としてまとめたいと思っています。

とは言え、Excelでの処理はちょっと面倒なので、AmazonのトランザクションデータからImport形式のファイルを生成するプログラムを作成することも検討しています。
自分専用なら、2日でできるのですが、誰でもが使えるようにするには、エラー処理など周辺の処理の方が大変なので、1週間かかるかも(汗)

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