せどり業の青色申告(10) -記帳の例(経費編)


Amazon編

Amazonの経費に関しては、入金の処理の項で説明していますので、これ以上の仕訳は必要ありません。

Yahoo編

【送料について】
前に説明したように、現金で支払った場合は、これ以上の仕訳は不要です。

クリックポストでクレジット利用の場合には、クレジットの引き落し時に下記のような仕訳が必要になります。

  (借方) 買掛け 164 / (貸方) 普通預金 164

【Yahoo手数料について】
Yahooの手数料は、クレジット払いとなりますが、請求書が届いた時点で

 (借方) 販売手数料 164 / (貸方) 買掛け 164

クレジットの引き落し時に、下記の仕訳をします。

 (借方) 買掛け 164 / (貸方) 普通預金 164

その他の経費

基本的に仕訳の方法は同じです。

私の場合、経費を分かりやすくするため、経費に以下のような費目を追加しています。
この分類は、決まったものではなく自分が分かり易いように分類すれば良いと思います。
全部を一つの項目にしてもかまいませんが、ある程度は分類した方が分かり易いと思います。
私の分類の例です。

  1. 荷造運賃
  2. 送料や梱包材料(封筒、切手、テープ)など運送に関わる経費です。

  3. 会費
    せどり塾等に入っている場合、その会費
    古物商防犯協力会会費
  4. 通信費
    – ネットワーク・プロバイダへの支払い
    – 電話料金
    – 携帯料金
    – サーバ利用料金 (注)
    – 有料ブログ料金 (注)
  5. 注)私の場合、アフリエイト等で利用しているため。

  6. パソコン機器
    – ソフトウェア(OS、アプリケーション代)
    – USBメモリ 等
    設備にはならない程度の少額の機器
  7. 交通費
    – 電車・バス・タクシー代
    – ガソリン代
    – 車検等の費用については、修繕費という項目で仕訳するようですが、今回は申告していないため、詳細については省略します。
  8. 雑費
    – 文具・書籍など、
     上記のどれにも当てはまらないようなものをこれに分類しています。

現金とクレジット払いでは記帳の方法は異なりますが、記帳の原則は、同じです。
費目が変わるだけです。

【現金払いの場合】

文具屋で、布テープを180円で買った場合
  (借方) 雑費 180 / (貸方) 現金 180 摘要 布テープ代

【クレジット払いの場合】

クレジット購入の場合は、請求がきた時点で記帳。
クレジット引き落とし時点で、支払いに関する記帳をします。

ネットで1500円の書籍を購入した場合、買った日付で
(借方) 書籍 1500 / (貸方) 買掛金 1500 摘要 書籍代

クレジットの引き出し日に

 (借方) 買掛金 1500 / (貸方) 普通預金 1500 摘要 書籍代

家事使用との按分

事業用の携帯を別に用意して、個人用と分離している場合は、携帯の費用をすべて計上できますが、一般には個人用の携帯を事業用と兼用している場合が多いと思います。
この場合、事業用と個人用を按分して計上する必要があります。

第三者からみて、合理的な按分基準を決めておいた方が良いでしょう。
できれば、按分基準をメモにして残しておくと良いですね。
税務署から尋ねられた時に、ちゃんと答えられるように。

これは、ネットワーク・プロバイダ料金や電話料金にも当てはまります。

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