せどり業の青色申告(7) – 記帳の例(仕入れ編)
商品の売買の仕訳方法には、”分記法”と”三分法”があります。
ここでは、おそらく一般的に使われているであろう”三分法”での仕分を行います。
解説は、こちらが参考になります。
http://www.geocities.co.jp/PowderRoom-Rose/9776/text/conttextb03.html#310
この場合、まとめて仕入れた商品の一つ一つについて記帳する必要はないようで
仕入れ単位で記帳しています。
但し、棚卸の台帳には1個1個の商品を記録しておかないと棚卸ができなくなりますので注意。
仕入れ時仕分け
例えば、3月10日にBookOff秋葉原店で、CD2枚を消費税込みで3,300で仕入れた場合、下記のような 仕分けとなります。
現金で仕入れた場合は、3月10日の日付で
(借方)仕入高 3,300 /(貸方)現金 3,300 摘要 CD2枚・BookOff秋葉原店
Credit払いの場合は、3月10日の日付で
(借方)仕入高 3,300 /(貸方)買掛 3,300 摘要 CD2枚・BookOff秋葉原店
2つの商品を仕入れた場合、2回、記帳する必要はありません。
ただ、別々の店で仕入れた場合は、別々に記帳しておいた方が良いと思います。
金額は、消費税込みの価格で、記帳します。
ネットなどで仕入れた場合は、送料などの手数料も含んだ価格を記帳します。
摘要部分は、特に決められてはいませんが、自分へのメモとして残しておくと
良いでしょう。(実際に、これがないとあとで見直した時に、支払い等との対応関係が分からなくなります)
支払い時仕分け
現金で仕入れた場合には、支払いは終わっているので、支払いの仕分処理は
不要ですが、Credit払いの場合には、引き落とし日に、仕分けが必要です。
4月25日に引き落としがあったとすると、
Credit払いの場合(事業用口座の場合) 4月25日の日付で
(借方)買掛金3,300 / (貸方)普通預金3,300
Credit払いの場合(個人口座の場合) 4月25日の日付で
(借方)買掛金3,300 / (貸方)事業主借 3,300
個人口座から引き落としした場合には、事業のお金を個人から借りて払ったことに
なりますので、貸方は事業主借りとなります。